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ホーチミン市人民委員会はこのほど、2026~2030年期のスマートシティ開発計画および2045年までのビジョンを承認した。人工知能(AI)やデータ技術を駆使した都市管理への移行を目指し、市民の生活の質の向上と競争力の強化を図る。
インフラ整備と公共サービスのデジタル化
同計画では、2030年までにすべての公共の場所で無料の高速Wi-Fiを提供し、第5世代移動通信システム(5G)の人口カバー率を95%とするとともに、重点地域では第6世代移動通信システム(6G)の試験運用を行うことを目標に掲げている。
また、対象となるすべての公共サービスをオンライン化するとともに、成人の70%が電子署名またはデジタル署名を保有し、デジタル経済が市の域内総生産(GRDP)の30~40%を占めることも目指す。
医療・教育・交通の近代化
すべての市民が電子健康記録を保有し、すべての教育機関が人工知能(AI)を利用したスマート教育支援システムを導入する計画だ。さらに、公共交通機関の車両をすべてクリーンエネルギー車両に転換し、主要な道路や公共エリアにはスマートカメラを設置して、防犯対策の強化や緊急対応の迅速化を図る方針が示されている。
AIとデジタルツインを活用した都市管理
今後の都市管理は、リアルタイムデータや大規模言語モデル(LLM)、モノのインターネット(IoT)などを基盤に行われる。特にデジタルツイン技術の導入により、インフラ建設が交通や環境に与える影響の評価、災害対応のシミュレーションなどを仮想空間で実施することが可能となる。
市の情報システムの70%をクラウド上で運用するほか、スマートシティ監視・運営センターが各機関と連携する「デジタル頭脳」として機能する。
同市はこれらの取り組みを通じて、2030年までに世界のスマートシティランキングでトップ50に入り、2045年にはアジア太平洋地域を代表する科学技術とイノベーションの中心地となることを目指している。
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