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財政省は9日、ホーチミン証券取引所(HSX)の注文処理能力向上対策についてベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)と会合を開催した。
双方は、ハノイ証券取引所(HNX)の注文処理システムをHSXに導入する案に合意した。導入には3〜4か月かかる見込みだ。
HSXの注文処理能力は1営業日当たり90万件にとどまる一方、HNXは200万~300万件となっている。
財政省はまた、当面は売買単位を現在の100株から1000株に引き上げることはしないが、HSXの上場企業に対してHNXへ一時的に移行するよう呼び掛ける方針。
最近、注文数の急増によりHSXの売買システムが注文を処理できなくなる事態が発生している。これを背景に、HSXは1月4日から売買単位を10株から100株に引き上げた。
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