ロシアの国有通信社であるRIAノーボスチはこのほど、「世界で最も美しい風景」の18位にハノイ市を流れるホン川(紅河)を選出した。3日付ハノイモイ紙(電子版)が報じた。
ホン川はインドシナ半島北東部を流れる全長1149キロメートルの川。中国に源流を発し、ベトナムを通り南シナ海に抜ける。水中に含まれる酸化鉄のため水の色が赤く、洪水で沖積層が増すと川は更に鮮やかな紅に染まる。これが紅河の名の由来とされている。
ホン川の沿線地域は米の産地として経済的価値が高く、長年に亘り地域住民の生活を支えてきた。また、その姿は曲がりくねった紅い竜にも例えられ、北部平野を代表する絶景として知られている。