日本の京阪グループとベトナムの旅行業大手ベトラベルは10日、ベトナムからの日本への観光客増加を目指して会合を行った。11日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
京阪グループの幹部らは同会合で、多くの海外旅行客の注目を集めている観光地として同グループが活動する京阪地区から、◇奈良、◇和歌山、◇神戸、◇滋賀、◇京都、◇大阪などを紹介した。
これに対し、ベトラベルのグエン・クオック・キ社長は「過去2年間の実績を見ても日本行きツアーは増加傾向にあるが、ビザに関する問題などから、当初期待していた数字には及ばない。今後、日本行き観光需要を刺激するためにはビザ発給条件を緩和する必要がある」とコメントした。
更にキ社長は、日本への観光の将来的な市場可能性を示唆し、ベトラベルと京阪グループは今後の観光需要拡大に向けて協力していく方針であると明らかにした。