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ベトナムの人材事情(1):ベトナム人の就職・転職観の変化

2015/06/13 04:00 ICT配信

20代と30代で大きく変わる転職観

 その時私たちが採用したのは20代前半、中には新卒で大学を出たてのホヤホヤのスタッフもいました。後で気付いたことでもあったのですが、20代は転職へ強いインセンティブを持ちながら仕事をしています。自社で採用する時は見え辛かった部分です。

 言い換えると20代のうちは転職をすることで「給与」「経験」「ポジション」といったステータスを次々に高めようとしています。逆に言うと、各ステータスを高めるのに繋がらない仕事や職業に関しては、あっさりと諦め、次に移った方がいいと考えます。

 一方30代、特に結婚もしたスタッフとなると、転職をする時の心理にも変化が訪れてきます。ある程度給与の上昇カーブを理解した候補者は、「これくらいが相場的にも妥当ではないか」と言えるラインに来ると積極的な転職をしようと考えなくなります。

 むしろチャンスがあればすぐ飛びつく20代に対し、30代は我々が想像する以上に慎重に決断します。このあたりは弊社への登録者の動きでも顕著に現れています。20代は自分を積極的に売っていき、とにかく多くの募集案件に応募(乱打?)をして、ある種自分を安売りしているとも見えます。

 一方で、30代は募集案件への自己応募を手控え、スカウトが来るのを待つ受身の姿勢へと変わります。特に女性に関しては家族を優先し、仕事や職場に多少不満があったとしても安易な転職はしません。最近ベトナムでも「35歳女性転職限界説」というのがまことしやかに流れ始めているくらいです。

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著者紹介
関 岳彦 (せき たけひこ)

G.A.Consultants Vietnam 代表
大学卒業後G.A.コンサルタンツへ入社。
2005年よりベトナム人の人材紹介を行うVieclamBank(ベクラムバンク)事業の立ち上げでベトナムへ駐在を開始。その後日本人のベトナム就職のためのブランドR-Vietnamを展開。
日本人求職者のキャリアコンサルティングを行う一方、ベトナム国内の日系企業のうち、累計500社超に及ぶ採用をサポート。現在はホーチミンを基点にハノイ、ジャカルタ、ヤンゴンのオフィス間を行き来する。
◇ベトナム人紹介サイト:vieclambank.com
◇ベトナムで働きたい日本人のためのサイト:r-vietnam.com


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