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【第4回】ベトナムと奨学金と私たち

2017/02/10 13:30 JST配信

みなさんこんにちは!

早稲田大学ボランティアセンター公認 DOORS−日越交流プロジェクト− です。

今回担当するのは、最近二十歳になったのにお酒に弱く、 全く飲めないにいしょー です。

よろしくお願いします!

これまでのコラムでは、私たちが行っているベトナムの フックタイン小学校での交流会 や大学生と行う 「UM」 など、交流活動についてたくさん紹介してきました。

私たちは交流活動の他にも、ベトナムの小中学生に対して 奨学金支援 を行っています。

今回は、奨学金をめぐった支援活動をテーマにお話したいと思います。

実際の奨学金支援を通して私たちが見たこと、感じたことをお伝えします!

DOORSの奨学金支援

私たちは2004年に 「小学校に通えない子どもゼロ」 を目指して、ベトナムのフックタイン小学校の児童を対象に奨学金支援を始めました。

しかし、当時は見知らぬ土地の見知らぬ児童たちに支援する難しさに明け暮れていました。

どのような選考基準で児童を選べばいいのか、どのようにして資金を集めるのかなど全く分からなかったのです。

いろいろな方に相談して、仲間とたくさん悩み、たくさん考えました。

そして今・・・。

数々の困難を乗り越え、その時その時で丁寧に解決しながら、私たちの奨学金支援は続いています。

奨学金の資金確保や支援先、奨学生の選考なども今ではしっかりとした基準を組み、プランに沿って実施できています。

最近では 年に2回約30万円 もの金額をベトナムの子供たちに支援することができています。

奨学金授与式の様子

奨学生たちとの交流も行っています!

家庭訪問から得るもの

私たちは奨学金支援をした子どもの自宅への 家庭訪問 も行っています。

家庭訪問の目的は、家庭を通してベトナムの今をよりリアルに知り、今後の私たち活動への展望を持つこと、そして奨学金がどのように使われるのか、また役立つかを把握することなどです。

私たちの現地での活動の中でも 最も大切にしている行事の一つがこの家庭訪問 なのです。

奨学金授与式を終えた後、みんなでバスに乗ってそれぞれの自宅に出発します。

訪問先では、お互いにたくさん質問をし合って理解を深めています。

その際、DOORSの姉妹団体にベトナム語の通訳をしてもらいます。

家庭訪問の様子

訪問先のご家族と一緒に

家庭訪問で話しを伺ってみると、多くの奨学生が親が病気で学費が十分に稼げない、勉強したくても家事をしなければならない、学習用具を買う余裕がない・・・など。

そんな生の声を聞くことができます。

家庭訪問後の私たちのミーテイングではどうにかこの状況を改善しようと、みんなで必死に意見を交わし合います。

生の声を聞いたからこそ、その現状に向き合い、私たちがこれからできることを摸索するのです。

これからの奨学金支援

ベトナムは今、急激に発展を遂げています。

そんななか、私たちの訪問先であるフックタイン小学校も活動当初と比べると大きく変わってきています。

綺麗な校舎、整ったインフラ設備、このような状況で、 私たちの支援の形が今問われています

従来よりも金銭的にも進学に対する困難が減り、納得のいく教育を受けられているという人も増えています。

しかし、依然として貧困が原因の教育に関する問題が払拭されてはいないこともまた事実です。

支援を必要とする子供がいる限り、私たちは活動を続けます

私たちの支援の仕方を、発展していくベトナムにどのように順応させるかが今後の課題 だと感じています。

今回は、DOORSが行う奨学金支援について、にいしょーがお届けしました!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

著者紹介
DOORS―日越交流プロジェクト―

早稲田大学平山郁夫ボランティアセンター(WAVOC)公認 DOORS―日越交流プロジェクト―

「相互理解・相互成長」を理念に、年2回ベトナム・ホーチミンの小中学校と高校で「交流」を通じた教育支援と奨学金支援をしている学生ボランティア団体。


ドンと行く!俺らのベトナム体験記
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