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- ラム書記長、アゼルバイジャンを公式訪問
- 1992年の外交関係樹立以来初の書記長訪問
- エネルギーや国防分野で協力文書を締結
アゼルバイジャンを公式訪問したトー・ラム書記長は、同国の首都バクーで現地時間7日午後にイルハム・アリエフ大統領と会談した。1992年の外交関係樹立以来、ベトナム共産党書記長がアゼルバイジャンを訪問したのはこれが初めて。
両首脳はこの席で、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで一致した。これにより、両国は経済、貿易、エネルギー、国防・安全保障、教育、文化、人的交流など多岐にわたる分野での協力を強化し、ハイレベルを含む各レベルの代表団の往来を促進して多国間フォーラムにおける連携を強化することになった。
ラム書記長は、経済貿易と科学技術分野の政府間協力委員会の役割強化や、企業間の結び付き強化と投資促進、再生可能エネルギー分野での連携拡大などを提案した。
一方、アリエフ大統領は、特に経済・貿易・投資分野において両国関係を全面的に強化していく意向を示し、地理的優位性を活かして、ベトナムとの間で物流、港湾、鉄道、航空、再生可能エネルギー分野における協力を進めたい考えを示した。
会談後には、両首脳の立ち会いのもと、ズンクアット製油所(ベトナム南中部沿岸地方)向けの原油長期供給を含むエネルギー・石油・ガス、国防、司法、文化、科学技術の各分野に関する協力文書が締結された。
なお、ラム書記長は5月5日~12日の日程で、◇カザフスタン、◇アゼルバイジャン、◇ロシア、◇ベラルーシの4か国を歴訪中。ロシアでは、首都モスクワにある赤の広場で開催される「対ナチス・ドイツ戦勝80周年記念パレード」に参加する。