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- 敷地面積19ha、年産能力10億L
- 食品・飲料業界で初のLEEDゴールド認証
- ベトナム国内3大都市に生産拠点
コカ・コーラ・ベトナム(Coca-Cola Vietnam)は11日、南部地方タイニン省のフーアンタイン工業団地に、投資総額1億3600万USD(約200億円)の新工場を開設した。新工場は、同社が国内で展開する生産拠点4か所のなかで最大規模となる。
同工場は敷地面積19haで、最新鋭の充填・ボトリングライン5基を備え、年産能力は10億Lに上る。また、同工場はベトナムの食品・飲料業界で初めてLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)ゴールド認証を取得した。
環境負荷軽減の取り組みとして、6MWの屋上太陽光発電システムや10t規模のバイオマスボイラーを導入し、化石燃料依存の低減を図っている。さらに、生産用水の89%を回収・再利用するシステムを採用している。
このほか、物流最適化と輸送エネルギー削減を目的に、中国の宝鋼集団(Baosteel)との連携による「Wall-to-Wall」供給モデルも導入した。
コカ・コーラは1994年にベトナム市場に参入し、これまでにハノイ市、ダナン市(南中部地方)、ホーチミン市に生産拠点を構えている。新工場は国内外市場の需要拡大に対応する狙いがある。