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- 7月1日から34省・市の新体制を導入
- 新たに設立される23省・市のトップ発表
- 23省・市のうち4つが中央直轄市
ベトナムは、7月1日から34省・市の新体制を導入する。
省・市合併やそれに伴う人事再編に関する国会決議が6月30日に公表された。トー・ラム書記長は、ホーチミン市で開催された公表式典に出席し、スピーチした。
ラム書記長は、「63省・市を34省・市に削減する今回の再編は戦略的な決定で、政治・行政システムの刷新における新たな発展段階を示すものだ」とし、「再編はグローバル化やデジタル変革、第4次産業革命において必然的で、その目的は統一された簡素で実効性と効率性の高い行政体制を築き、国民に奉仕する近代的かつ創造的なガバナンスモデルを実現することにある」と強調した。
書記長は、この節目に際し、国内外のベトナム人に向けて「大団結の伝統と愛国心、互助精神を発揮し、団結の力で国の発展に貢献してほしい」と呼びかけた。特に、公務員に対しては、思考と行動を刷新し、発想力・実行力・責任感を持って近代的かつ透明な「国民のための行政」を構築するよう促した。
同日、複数の省・市の合併により新たに設立される23省・市のベトナム共産党委員会書記・人民委員会主席・人民評議会議長のリストが公表された。省・市の共産党委員会書記は政治局が、省・市の人民委員会主席はファム・ミン・チン首相が、省・市の人民評議会議長はチャン・タイン・マン国会議長がそれぞれ指定した。
これらの決定は7月1日に発効する。
23省・市のうち、4つが中央直轄市となる。新ホーチミン市(旧ホーチミン市、東南部地方ビンズオン省、同バリア・ブンタウ省を合併)は、旧ホーチミン市共産党委員会書記のグエン・バン・ネン氏が共産党委員会書記、旧ホーチミン市人民委員会主席のグエン・バン・ドゥオック氏が人民委員会主席をそれぞれ務める。
ホーチミン市と同じく再編対象となった他の3つの中央直轄市の共産党委員会書記と人民委員会主席は以下の通り。
◇新ダナン市(南中部沿岸地方旧ダナン市と同旧クアンナム省を合併)
+共産党委員会書記:グエン・バン・クアン氏
+人民委員会主席:ルオン・グエン・ミン・チエット氏
◇新ハイフォン市(北部紅河デルタ地方旧ハイフォン市と同旧ハイズオン省を合併)
+共産党委員会書記:レ・ティエン・チャウ氏
+人民委員会主席:レ・ゴック・チャウ氏
◇新カントー市(南部メコンデルタ地方旧カントー市、同旧ソクチャン省、同旧ハウザン省を合併)
+共産党委員会書記:ドー・タイン・ビン氏
+人民委員会主席:チャン・バン・ラウ氏
なお、11省・市は再編の対象外で、これにはハノイ市と北中部フエ市の2つの中央直轄市も含まれる。
<再編される省・市>
<現状維持(再編対象外)の省・市>
◇ハノイ市
◇西北部地方ディエンビエン省
◇西北部地方ライチャウ省
◇西北部地方ソンラ省
◇東北部地方カオバン省
◇東北部地方ランソン省
◇東北部地方クアンニン省
◇北中部地方タインホア省
◇北中部地方ゲアン省
◇北中部地方ハティン省
◇北中部地方フエ市