ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

リターンズ【第三回】ダナンの海上レストラン「バラティエ」潜入 [後編]

2019/03/29 09:20 JST配信

前回 のあらすじ)

ハノイで開催された記念すべき第二回目の米朝首脳会談は、予想外の物別れに終わりました。

極東の情勢が緊張を増す中、ダナンの海上レストラン 「パラティエ」 を求めた佐井一行は突如出現した出島を前に緊張が高まるのでした。

「ラピュタも低気圧の中にあったし、もしかしてあれがパラティエなのか?」

と突入を決意する一行。

いやぁ、それにしても橋が心許ない。

本当にちゃんと渡れるものなのか?

これは軽量のベトナム人用の橋ではないのか?

新日本プロレスでもヘビー級に分類される100kg以上の佐井が渡れるものなのか?

かなり不安しか感じられないボロボロさ加減ですが、とりあえず渡っていきます。

ソロリ、ソロリ、ソロリ…

チョコレートプラネット長田を彷彿とさせる足運びで進んでいきます。

渡っている途中にも「ギイギイ」いうし、激しく揺れるし、なかなかの怖さでしたが、なんとか約20mを渡りきると、

ついに上陸です。

そこは20畳くらいの筏が広がっていました。

一応安定はしているので落ちる不安感は減ったのですが、しかし、この筏ごと漂流してしまうのでは、という不安がつきまといます。

筏の真ん中には生け簀が用意されていました。

生け簀をのぞき込んでみると、何か魚がいます。

一体どんな魚が住んでいるのだろうとのぞき込んでみると、巨大な魚が居るではないですか。

ですが、残念ながら佐井のカメラの腕前が悪すぎて、しっかりと撮影できませんでした。

本当に申し訳ないです。

「これは、ここで釣れた魚ですか?」

と店員に聞いてみると、「いや、仕入れた調理用の魚だよ。」

実に正直に回答してくれました・・・。

そして、席はこんな感じです。

ここで本当に釣りができるのか?釣った魚を料理してもらえるのか?

というわけで、早速聞いてみます。

「釣り竿貸してください!!」

すると店員から「そんなもの貸してないよ!!」

どうやら、ここで釣りをすることは自由だけど、道具は自分で持ってこいということのようです。

とても残念です。

というわけで、普通の海鮮料理屋としてご飯を食べて帰ることに。

とにかく色々注文してみました。

空心菜の炒め物、海鮮チャーハン、ハマグリのレモングラス蒸し。

このハマグリのレモングラス蒸しは、ダナンの海鮮料理屋で佐井が一番おすすめするメニューでもあります。

日本では高級なハマグリも、ベトナムではとてもお安く頂けます!

ハマグリのだしがしっかりでていて、本当においしい!!

ダナンに来た方には是非食べていただきたい一品です。

さらに、カニとミエン(米の麺)炒め、海鮮焼きそば、チップチップ(ダナン特産の貝)のピーナツ油焼き。

色々注文しましたが、どれもおいしく4人でがっつりいただきました。

ごちそうさまでした!

初めてダナンに上陸したショウチャンも、久々にダナンに来た秋吉さんも大満足、かつ大満腹となりました。

そして、こんながっつりいただき、ビールも飲みましたが、お会計は「108万2000VND」、日本円にすると5500円弱。

一人当たり1400円弱、本当にリーズナブルでした。

なお、ダナンの海鮮料理屋でリーズナブルに食べるコツとしては、でかいエビ、カニには注意するということです。

他のものは大体安いのですが、エビカニの大きいのは急に高くなるので、うまくバランスをとって注文してみてください。

ちなみに、今日いただいた料理の他にも小さくて新鮮なイカとか

カエルとかも調理してくれるようです。

釣りはできなかったもののおいしい海鮮料理が食べられて、とても大満足な一行でした。

次回は是非、釣りをしに来たいと思います!!

そして、こちらの海上レストラン、本家本元ワンピースの「パラティエ」とは全然違う感じでしたが、とても楽しく、おすすめのスポットでした!!

著者紹介
佐井高志
ベトナム在住暦3年になる佐井家の旦那。通称「親方」
日本にいた頃にパワーリフティング、アメリカンフットボールをやっていたこともあり、とにかく体がでかい。ベトナムにいるデブを取りまとめる使命を自らに課している。
このコラムでは、デブだからこそのチャレンジをはじめ、ベトナムがデブにとって住みやすい国なのかどうかを身をもって徹底検証。2013年よりホーチミン市に在住し、2016年よりダナンへ転勤したのをきっかけに、コラムタイトルを『豚が如く~ホーチミン編~』から『豚が如く』に改題。目下、ダナンでデブを開拓中。
2016年11月日本へ帰国。
2018年9月再度ダナンに駐在。
豚が如く
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
コテコンズなど3社のJV、ロンタイン空港貨物ターミナル工事を落札 (14:33)

 東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港(第1期)のサブプロジェクト3(旅客ターミナルなどの施設建設)の投資主であるベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietna

ダナン:シクロツアーに多言語AIガイド搭載、GPS連動で名所解説 (14:00)

 南中部地方ダナン市では、伝統的なシクロに最新技術を導入し、ベトナム語や英語、中国語、韓国語、日本語など15言語対応の自動ガイドシステムを搭載したシクロ観光ツアーを試験的に実施している。  同市観...

カインホア省:人民評議会議長が人民委員会主席に (13:07)

 南中部地方カインホア省人民評議会は16日、同省共産党委員会筆頭副書記 兼 同省人民評議会議長のグエン・カック・トアン氏を同省人民委員会の新主席(2021~2026年任期)に選出した。  トアン氏は新主席就任...

「おかけになった電話は…」の音声案内で知られる「国民的声」の主 (14日)

 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親しまれ、電話がつながらなかったときに流れる「おかけになった電話は…(Thue bao quy khach vua goi...)」とい...

ラムドン省党委副書記がタインホア省党委副書記に、人民委主席兼任 (13:04)

 ベトナム共産党政治局の決定により、南中部地方ラムドン省共産党委員会筆頭副書記のグエン・ホアイ・アイン氏が、北中部地方タインホア省共産党委員会副書記(2020~2025年任期)に任命され、タインホア省人民委...

訪越の露プーチン大統領補佐官、ラム書記長と会見 (6:38)

 トー・ラム書記長は16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の補佐官で、同国の海洋評議会議長を務めるニコライ・パトルシェフ氏と会見した。同氏は15日から18日までの日程でベトナムに滞在している。 ...

ビエンホア空港のダイオキシン除染、熱処理システム着工 (6:02)

 東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港で15日、ベトナムと米国の両政府の協力によるダイオキシン(枯葉剤)除染プロジェクトで除染が完了した土地の引き渡し、ダイオキシン熱処理システムの着工、障がい者の生活の...

世界技術革新力ランキング、ベトナムは44位 低中所得国2位 (5:57)

 2025年の世界技術革新力ランキング(Global Innovation Index=GII)によると、ベトナムはスコアが37.1で、世界139か国・地域中44位となった。  低中所得国の中ではインドに続いて2位、東南アジア・東アジア...

高収益企業トップ500、ベトテルが1位に浮上 (5:28)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)が発表した「収益が高いベトナム企業トップ500(PROFIT500)」の2025年版で、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)がペトロベ...

25年8月の訪日ベトナム人6.1万人、8月として過去最高を記録 (4:45)

 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年8月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+16.7%増の6万1200人で、8月として過去最高を記録した。  1~8月期では、前年同期比+10.4%増の47万9300人となっ...

25年8月の対日貿易収支、1271億円の黒字 前年同月比▲0.1%減 (4:15)

 日本の財務省が発表した2025年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比▲0.1%減の1270億5400万円の黒字だった。  日本からベトナムへの輸入額は前年同月比+11.0%増の2335億7700...

ソーシャルワイヤー、システム開発子会社MK1の出資持分65%譲渡 (3:02)

 インフルエンサーPRやリリース配信サイト「@Press(アットプレス)」などを手掛けるソーシャルワイヤー株式会社(東京都港区)は16日、連結子会社であるMK1テクノロジー・ベトナム(MK1 TECHNOLOGY VIETNAM、ハノイ...

「にいがたベトナムフェスティバル」、10月4日・5日開催 (2:24)

 新潟県は、10月4日(土)・5日(日)の両日、「にいがたベトナムフェスティバル2025」を新潟駅南口広場で開催する。開催時間は10時00分から17時00分まで。  同イベントは、新潟県民にベトナムの文化に触れ親し...

ベトナム、初のAI法を発表へ 年末めど (17日)

 政府は、人工知能(AI)を国家戦略の柱と位置づけ、2025年末をめどに国家AI戦略の改定版とベトナム初のAI法を発表する方針だ。  AIを国の知的インフラとして、持続可能な発展や国家競争力の強化、国民の生活...

ベトナム、米国による12種類の漁業認定拒否に再考要請 (17日)

 グエン・ホン・ジエン商工相は15日、米国のハワード・ラトニック商務長官宛てに書簡を送付し、米商務省(DOC)および商務省傘下の海洋大気庁(NOAA)が、12種類の漁業について米国の海洋哺乳類保護法(MMPA)に基づく...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved