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【第10幕】コロナ禍でのイベント会社の状況は!

2021/12/15 10:30 JST配信

イベント業界に35年、様々な苦難を乗り越え、今までやってきましたが、ここまでの状況になったことは記憶にありません。

弊社は特に、ここ10年、インバウンドや海外向けPRの事業展開が多かったため、海外渡航が難しい状況下ではいろいろ影響がありました。

ここ1年は、リアルイベントはすべて中止または延期。展示会は5回、6回と延期し続けている状況です。周年イベントを予定されていた企業様も、パーティーなどは中止。代わりにメッセージ映像制作、ギフト制作の業務に変更されています。

弊社グループの他国拠点の駐在員は一時帰国し、日本からのリモート業務を行いながら、すべてオンラインイベントやWEBプロモーションに転換しました。リアルイベントを得意としているAABは、当初は、ただアタフタするしかない状況でした。

昨年の延期を経て、一時状況が落ち着いた時に、奇跡のタイミングで開催した今年4月の「第7回ジャパンベトナムフェスティバル(Japan Vietnam Festival=JVF)」。この数年続くJVFですが、今回は日本のVIPなど出演するアーティストもすべてリモート出演となり、ハイブリッド開催となりました。

AABベトナムのオフィスは、ビンテージカーを展示するカフェがあり、イベント専門会社としてはローカル含めTOPクラスの規模でした。昨年、分社化して新AABグループとなり、100%ローカル会社(6センスプロダクション)としてデビューしたものの、ロックダウンでスタッフも田舎に一時帰省を余儀なくされました。

現在はスタッフも徐々に戻りつつあり、オンラインイベントやオンラインセミナー、商談会、動画制作、SNSによる情報発信やキャンペーンなど、オンラインで完結できるプロモーションを中心に、徐々に復活し始めています。

日本の自治体の事業も、すべてオンライン商談会等に変更されています。ロックダウンが多かったベトナムでは、代表者の方が自宅からオンライン参加する必要があるなど難しい状況も多々ありました。

ただ、このようにオンラインイベント(ウエブセミナー、商談会系など)に切り替える、企業・自治体が増加していることで、それなりに作業は多く、おかげさまで意外と多忙であったように思います。

そんな、こんなで、ハノイの大娘、ホーチミンの小娘は毎日忙しくさせて頂いておりますが、イベント親父としてはリアルイベントの緊張、興奮、快感を30年以上経験しているからか、なんだか、とても物足りない毎日なんです。

で、こんな状況ですっかり忘れてましたが、2021年、実はAABベトナムは15周年でした・・・。

なんとも・・・。

著者紹介
平櫛開三 HIRAGUSHI KAIZO
1987年に株式会社AABを日本(大阪)に設立、その後、2006年にAAB VIETNAMを設立。

AAB VIETNAMはイベント関連事業全般を業務範囲とする。日本の公官庁や自治体、ベトナム進出の日系企業等の顧客を持ち、各種式典(竣工式などのオープニングセレモニー、周年記念など)やPRイベント(新商品発表会や日本の物産展、商談会や観光誘致プロモーションなど)、会議、展示会、各種パーティーからエンターテインメント(ベトナム人歌手のライブショー、ファッションショーなど)までを幅広く手掛け、ベトナムにおけるイベント専門会社の中でもトップクラスの規模を誇る存在に成長させた。

2018年より日本及び海外拠点(ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、フランス)の統括管理責任者として、グループのCEOに就任。ベトナムの日本人向け媒体に「イベントオヤジの独り言」を連載した。


◆連絡先

AAB VIETNAM

平櫛直通TEL:090-262-0066

hiragushi@aab.co.jp
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