政府調査団は9日、10年間にわたって会計報告を粉飾してきたとされるサイゴン工業機械会社(サイゴン農業総公社グループ傘下)の不正の原因を探る汚職の実態調査を開始した。
同社は、1995年から2005年の10年間にわたり、虚偽記載等による粉飾決算を毎年報告。2005年6月に同社は株式会社化を果たしたが、それ以前の2004年から2005年6月末の間に累積赤字は既に625億ドン(約4億6300万円)に膨らんでいたことが明らかになっている。
2006年5月、同社は正式に破産。その後、元社長のグエン・ベト・フン氏は党除名、ホーチミン市人民委員会追放の処分となっていた。