香港の海運会社サムウーホールディングス(三和集団)はこのほど、ニャチャン海運社と造船所建設に関する覚書を交わした。南中部カインホア省に総工費6000万~1億米ドル(約72~120億円)と投じて建設する。今年末に着工し、2010年に竣工の予定。
この造船所が操業を開始すると、外洋船を毎年1~2隻建造できるようになるほか、大型海運船の修理を年間3~4隻、また常時10~12隻の船のメンテナンスも行なうことができるようになるという。
サムウーの最高経営責任者(CEO)は、海外の投資先としてベトナムを選んだ理由について、地理的条件、若い労働力、税の優遇政策などを挙げている。