商工省はこのほど、国内有数の観光地であるフーコック島(メコンデルタ地方キエンザン省)に本土側から電力を供給するため、110キロボルト海底ケーブル敷設案件を立案するようベトナム電力グループ(EVN)に要請した。EVNは現在、本土側の接続地点の検討や海底ケーブルの敷設ルートなどを調査している。
近年フーコック島では観光業を中心に経済発展が著しいが、電力供給は島内でのディーゼル発電に依存してきた。今回の電力供給案件は、フーコック島を中央直属の特別行政経済エリアにする計画の実現に貢献するものと期待されている。