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ベトナムEU自由貿易協定(EVFTA)が発効した8月1日から31日までの1か月の間に、EVFTAの特恵関税の適用を目的としてベトナム国内で7200通以上の原産地証明書(C/O)が発行された。商工省傘下の輸出入局が明らかにした。
発行された原産地証明書は、欧州連合(EU)加盟28か国への輸出品に添付されるもので、輸出額は2億7700万USD(約294億円)となっている。
輸出品目は、履物や水産物、コーヒー、縫製品、かばん、スーツケース、野菜・果物、籐編み・竹編みなど、ベトナムが強みを持つ品目が主となっている。
輸出先は、ベルギーやフランス、オランダ、ドイツ、英国など、大規模な物流センターや港湾などを有する国々が大半だ。
商工省はEVFTAの恩恵を最大限に活用すべく、企業に対し原産地証明書の利用に関する情報周知を図るととともに、原産地証明書の発行を近代化するほか、発生し得る問題を迅速に解決するためEU側と連携していく。