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ハノイ市のエアリオス(Airlios)は、このほどホーチミン市で開催された国内最大のオートサロン「ベトナムモーターショー2022(Vietnam Motor Show 2022=VMS 2022)」で、開発中の空飛ぶバイクをお披露目した。
同社のマイ・ティエン・ブー社長によると、プロジェクトの進捗率は70~80%で、2023年末に最初の試験商業飛行を南部メコンデルタ地方キエンザン省ハティエン町とフーコック島の間(約40km)で実施する予定だ。全てが順調に行けば、2024年に商用版エアリオスを発売する可能性があるという。
商用機には自動運転と手動運転の2つの運転モードを設定する。自動運転は、あらかじめ決められたコースを飛行する。手動運転の場合、運転手は同社が設ける6か月~1年の教習コースを受講する必要がある。
同社はモーターショー出展前に、国の許可を得た地域内でモデル機を使って100時間余り、1000kmの試験飛行を行っている。モデル機は電動垂直離着陸機(eVTOL=electric Vertical Take-Off and Landing)で、重量220kg、最大積載量100kg、長さ1.9m、高さ1.15m、翼幅2m。8個のブラシレスモーターを搭載しており、総出力は37.5馬力となっている。最低価格は標準モデル「エアワン(Air One)」で8万1000USD(約1190万円)。他に3つのモデルを売り出す予定で、価格は8万8000~9万9000USD(約1300万~1460万円)。