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ホーチミン市人民委員会は、同市1区マーラン(Ma Lang)地区で建設が予定されていた複合施設案件の投資認可を取り消すことを決定した。
マーラン地区は、グエンチャイ(Nguyen Trai)通り、コンクイン(Cong Quynh)通り、チャンディンスー(Tran Dinh Xu)通り、グエンクーチン(Nguyen Cu Trinh)通りの4本の通りに囲まれた面積6.8haの地区。
この辺りは1975年の南北統一以前は墓地だったが、墓地の移転後は貧困層が集まって住み着くようになり、今では同市中心部の最大の貧困地区となっている。域内には1400軒以上の民家があるが、このうち530軒以上は敷地面積20m2未満の超狭小の住宅となっている上、そのほとんどは老朽化が進んでいる。
市は2000年、同地区の立ち退き計画を打ち出した。地場不動産・インフラ開発大手のビテクスコグループ(Bitexco Group)は2007年から、同地区に建設するオフィス・ホテル・商業施設・マンションを併設した複合施設案件の投資主になっていたが、16年が経過した今も土地収用が行われず、事業は遅々として進んでいなかった。