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地場不動産開発会社である住宅貿易開発社(Housing Development And Trading=HDTC)はこのほど、経営難により給与を支払う能力がなくなったとして、全社員に11月26日から新たな通知が出るまで無給休暇を取らせることを明らかにした。
同社のディン・チー・ミン会長 兼 社長によると、取締役会は現在の経営状況に合わせて人事再編を行い、必要な人材のみを残すことに同意した。
HDTCの前身は1984年に設立された住宅工事監理委員会で、2016年に株式会社化。同社はホーチミン市を中心に、全国の不動産案件30件超の投資主を務めており、この中には、ビンチュン住宅地(ホーチミン市直轄トゥードゥック市、旧2区)、アンフー・アンカイン新都市区(同)、ビンチードン住宅地(ビンチャイン郡)などの案件が含まれる。
2022年業績は売上高が8300億VND(約51億円)、税引後利益が960億VND(約5億9000万円)だった。2023年目標は売上高が前年比+20.5%増の1兆VND(約61億円)、税引後利益が同2.08倍の2000億VND(約12億3000万円)、配当が額面比7%に設定されている。