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- 韓国環境省とハノイ市資源環境局が合意
- 韓国企業のリサイクル市場進出支援など
- 廃棄物エネルギー利用事業も協議
韓国環境省はこのほど、ハノイ市資源環境局と共に、資源循環型の工業団地の造成を推進することで合意し、約定書を締結した。
これは、韓国環境省が3月25日から29日にかけて、グリーン産業受注支援チームをベトナムに派遣し、ハノイ市資源環境局を訪れたことで実現した。これにより韓国環境省は、同工業団地の企画など初期段階から造成に携わっていくこととなる。また、韓国企業がベトナムのリサイクル市場に進出する際、有利な条件を提供することでも合意した。
支援チームはまた、ベトナム資源環境省とも面談した。同省に対しては、韓国企業がベトナムで進めている投資事業に関連する環境影響評価の早期実施と承認を要請した。
一方で同省の環境汚染管理局は、東南部地方バリア・ブンタウ省における廃棄物のエネルギー利用事業を、韓国とベトナムとが協力する形で進めていきたい旨を伝えた。これに対し韓国の支援チームは、前向きに検討し、事業性に関する事前調査を行うとした。
さらに同チームは、ベトナム建設省も訪問。ベトナム北部の上下水道の状態を調査し、改善案を模索するプロジェクトを共同推進することで合意している。ベトナム側は韓国から、上下水道関連の政策や技術を学ぶことを要請。これに対し同チームは、産学研の分野から専門家を派遣すると回答した。