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- 30年までにグリーンでスマートな都市へ
- 50年までに域内総生産4.5万~4.6万USD
- 首都空間をエリアごとに分けて構成
ハノイ市人民評議会は3月29日、「2050年を視野に入れた2021~2030年の首都ハノイ基本計画」を承認した。基本計画は、2022年3月7日付け首相決定第313号/QD-TTgに基づき、ハノイ経済社会開発研究所が策定した。
基本計画は、2030年までの包括的な目標として、◇文明的・現代的・グリーン・スマートな都市で、国内外の文化が出会う場所、◇新しい科学技術の研究・イノベーション・応用・移転の先頭を走る中心地、◇ホン川(紅河)デルタと北部地域の発展を促進する中心地、◇グリーン開発・循環経済・デジタル経済・シェアリングエコノミーなどのモデルに基づいた金融経済の中心地などを掲げた。
2050年に向けた具体的な目標は、◇常住人口:1300万~1350万人、◇域内総生産(GRDP):4万5000~4万6000USD(約682億~697億円)、◇都市化率:80~85%としている。常住人口の推移については、2030年までに1050万人、2045年までに1250万人、2050年までに1300万人と予想している。
また、計画は首都の空間を、5つの開発エリア、5つの経済回廊と経済ベルト、5つの経済社会地域、5つの都市エリアなどで構成。このうち5つの経済社会地域として、◇中央、◇ホン川北部、◇首都南部、◇首都南西部、◇首都北西部を挙げ、5つの都市エリアとして、◇中心都市、◇西部都市、◇ソンタイ・バービー都市、◇北部都市、◇南部都市を挙げている。