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- フィリピン警察の特性に合わせて設計
- 2回目の契約、契約総額200万USD近く
- ベトテルの技術力の高さを証明
ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)傘下のベトテルハイテク産業総公社(Viettel High Technology Industries=VHT)はフィリピンの首都マニラで8月29日、同国のコンタクトポイント(ContactPoint)との間で、同国警察に射撃訓練シミュレーションシステムを提供する契約を締結した。
ベトテルは今年3月、フィリピン警察の特性に合わせて設計した射撃訓練シミュレーションシステムを提供することを約束する最初の契約を結んでおり、今回は2回目の契約となる。契約総額は200万USD(約2億9100万円)近くに上る。
今回の契約では、シミュレーションシステムの引き渡しも行った。高度なカスタマイズ機能を備えたシステムのコア技術はベトテルが開発しており、訓練要件に応じて新機能を90%余り追加している。
コンタクトポイントのセザール・J・マヌエル・ジュニア(Cesar J. Manuel Jr.)最高経営責任者(CEO)は、要求に応じて製品をカスタマイズできるのはベトテルしかなく、価格も他社に比べ競争力があったと評価した。
VHTのグエン・ブー・ハーCEOは、射撃訓練シミュレーションシステムは長年の研究開発によって生まれた製品で、ベトテルの技術力の高さを証明していると自信をみせた。