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- フシャン・テクノロジーを完全子会社化
- 前身はフィンランド系ノキア・ベトナム
- 14年にマイクロソフトが買収
電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology Group=鴻海)は、フシャン・テクノロジー・ベトナム(Fushan Technology Vietnam)株を追加取得し、100%子会社化する。
取引額は3580万USD(約53億円)で、取引はフォックスコン子会社のFIHモバイル(FIH Mobile)傘下のチーフ・エクスパティーズ(Chief Expertise、英領バージン諸島)を通じて行われる。
手続き完了後、フォックスコンによるフシャンへの投資額は1億6800万USD(約247億円)に増加し、チーフ・エクスパティーズが全額を保有することになる。
フシャンは、携帯電話機器や光学機器(レンズ、プロジェクター)、スマートウォッチなどの製造を手掛けている。同社の前身は2011年に設立されたフィンランド系ノキア・ベトナム(Nokia Vietnam)で、2013年6月に生産を開始した。
ノキア・ベトナムは2014年4月、米マイクロソフト(Microsoft)に買収され、同年12月には社名がマイクロソフトモバイル・ベトナム(Microsoft Mobile Vietnam)に変更された。2016年にフォックスコンの傘下に入り、2017年に現在の社名へと改称された。