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- 東南部2省に変電所2か所と送電線を建設
- ベトナムのエネルギー転換を促進
- JETPの枠組みによるベトナム初の公的支援
フランス開発庁(AFD)はこのほど、ベトナム電力グループ(EVN)傘下の国家送電総公社(EVNNPT)との間で、「ベトナムとの公正なエネルギー移行パートナーシップ(JETP)」の枠組みの下、ベトナムの送電網の強化に6700万EUR(約110億円)を支援する契約を結んだ。
この資金は、東南部地方のビンズオン省とドンナイ省における500kV変電所2か所と関連する送電線の建設に関する3件のプロジェクトに充てられる。
送電網の安定性を高め、運用効率を向上させることで、ベトナムの持続的な経済成長とエネルギー転換の促進に不可欠なインフラを整備することが狙いだ。
AFDのレミ・リウ(Remy Rioux)長官は、今回の支援はベトナムのエネルギー転換に対するフランスの公約を確認するものだと強調した。
これは、日本を含む支援国グループとベトナムが2022年に立ち上げたJETPの枠組みに基づく、ベトナムで初めての公的支援となる。
フランスは2023~2027年にベトナムのエネルギー転換を支援するため、最大5億EUR(約817億円)を低金利で融資することを約束している。