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- フィリピン自動車業界で影響力を持つ団体
- フィリピンでのEV用インフラ整備など推進
- 市場参入1年で多様なEVラインナップ展開
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は5日、フィリピン自動車工業会(CAMPI)に正式加盟した。
CAMPIはフィリピンの自動車業界で最も影響力を持つ団体で、加盟企業の自動車販売台数は同国の販売台数全体の9割を占めている。
CAMPIへの加盟により、ビンファストはフィリピンの自動車業界の政策や基準づくりに参画し、革新と持続可能な発展の促進に貢献できるようになる。
ビンファスト・フィリピンのドアン・ティ・マイ・アイン最高経営責任者(CEO)は、「ビンファストはクリーンでスマート、かつ持続可能な移動手段の未来を創造することに尽力する」と述べた。今後、政策立案者や業界関係者との協力を通じて、同国でのEV用インフラ整備、生産、責任ある流通体制を推進する方針だ。
CAMPIのロンメル・グティエレス会長は、「ビンファストの加盟は、環境に優しく、手頃な移動手段をフィリピン市場に拡大し、国内の自動車業界の新たな成長原動力となる」と歓迎の意を表した。
ビンファストは、フィリピン市場への参入から1年で「VF 3」から「VF 5」、「VF 6」、「VF 7」、「VF 9」までの多様なEVラインナップを展開し、特に「VF 6」は同国での電動化普及を後押しする存在として期待されている。