![]() (C) Vietjet Air |
- フランスで開催のパリ航空ショーで契約
- 成長を目指す中長期戦略の一環
- 30年までに100%のSAFでの運航目指す
格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は17日、フランスで開催されたパリ航空ショー(Paris Air Show)で、仏エアバス(Airbus)との間で、エアバスA321neo型機100機の購入契約および50機分の購入オプションに関する契約を締結した。
今回の発注は、数週間前に締結されたワイドボディ機のエアバスA330neo型機20機の購入契約に続くものだ。
VJCによると、こうした動きは多国籍航空グループへの成長を目指す中長期戦略の一環で、ベトナムとフランス・欧州との経済協力の強化にも寄与するものとされている。
同社のグエン・ティ・フオン・タオ会長は、「ベトナムを地域の航空ハブとして発展させることを目指している。今回の契約は単なる商業取引にとどまらず、持続可能な航空エコシステムの構築とグローバル展開への出発点となる」とコメントした。
なお、エアバスA321neo型機は、エアバスのベストセラー「A320neo」シリーズの中でも最大のモデルで、最新型エンジンとシャークレット翼端装置を搭載している。従来機と比べ燃料消費を約20%削減、騒音を約50%低減し、CO2排出量も削減する。加えて、機内スペースの拡張により乗客の快適性も向上している。
同機は現在、最大50%の持続可能な航空燃料(SAF)による運航が可能で、2030年までに100%のSAFで運航することを目指している。