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- 郡レベルの行政区による区分から変更
- 7月1日より2層構造の行政区に移行
- 村レベル行政区を4分割して最低賃金適用
政府は、地域別最低賃金の適用地域区分を7月1日から村レベルの行政区(街区=phuong、村=xa、特区=dac khu)による区分に変更することを規定する政令第128号/2025/ND-CPを公布した。これは、従来の郡レベルの行政区(省・中央直轄市傘下の市、区=quan、郡=huyen、町=thi xa)による区分からの変更となる。
この背景には、ベトナムの地方自治体が6月30日をもって郡レベルの行政区を廃止し、7月1日より現在の3層構造から、◇省・中央直轄市レベル、◇村レベルの行政区の2層構造に移行することがある。
同政令の付録に基づき、村レベルの行政区を4つの地域に分けて地域別最低賃金を適用する。
新たな村レベルの地域区分を適用すると従来よりも最低賃金が低くなる場合、政府が新たなガイダンスを出すまでは、従来の郡レベルの地域区分による最低賃金を引き続き適用する。
雇用主は、拠点が所在する村レベルの行政区に応じた最低賃金を適用する義務がある。
また、複数の地域にまたがる工業団地や輸出加工区内に拠点が所在する場合、当該地域の中で最も高い最低賃金を基準とする。
さらに、地名変更や行政区の再編が行われた場合、暫定的に旧地域の最低賃金を継続して適用する。新たに設立された村レベルの行政区が複数の地域にまたがる場合には、該当地域の中で最も高い最低賃金を適用する。