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- ナイキ製履物の51%をベトナムで生産
- アパレルは31%をベトナムで生産
- ナイキはベトナムで162の工場を展開
米スポーツ用品大手ナイキ(NIKE)が公開した2025年度(2024年6月~2025年5月)財務報告によると、ベトナムは3年度連続でナイキブランドの履物・衣料品の最大生産国となった。
2025年度に世界で生産されたナイキブランドの履物のうち、ベトナム製が全体の51%を占め、前年の50%から微増した。シェア2番手はインドネシアの28%、3番手は中国の17%だった。
また、同年度に世界で生産されたナイキブランドの衣料品のうち、ベトナムで生産された割合は31%で、前年の28%から増加し、中国とカンボジア(それぞれ15%)を上回りトップだった。
2025年1月時点で、ナイキはベトナム国内に98社のサプライヤーと162の工場を有し、従業員数は49万3000人超に上った。これらの工場では、履物、衣料品、アクセサリー類が生産されている。
ナイキの2025年度の売上高は前年比▲10%減の463億USD(約6兆8000億円)に落ち込んだ。主力の履物部門は同▲12%減の295億USD(約4兆3000億円)、衣料品部門は同▲6%減の130億USD(約1兆9000億円)だった。