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- 8月1日~10月31日に試験的に実施
- 専用の袋に収納、サイズ上限規定も
- ハノイ・メトロでは既に持ち込み許可
ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社(HURC1)は、折りたたみ自転車の車内持ち込みを試験的に許可した。期間は8月1日から10月31日までとなっている。
車内に持ち込む折りたたみ自転車は専用の袋に収納する必要があり、サイズ上限は全長120cm・全高70cm・全幅40cmとなっている。
駅構内と車内での走行や、折りたたみ自転車を広げる行為は禁止されており、通行の妨げや安全運行への影響を避けるよう求められている。また、折りたたみ自転車を持ち込んだ乗客は、自転車の管理・保管を自己責任で行い、施設への接触や損傷を避けなければならない。
今回の試験導入は、公共交通機関と個人の移動手段の接続モデル導入に向けたニーズと可能性を評価するためのもので、同モデルの導入により、利便性と環境配慮を両立した都市型交通システムの構築を目指している。
同路線ではこれまで、折りたたみ自転車やキックスケーターなどの持ち込みを禁止していたが、利用者から柔軟な対応を求める声が寄せられていた。
一方、ハノイ市のメトロでは、既に運行会社のハノイ・メトロ(Hanoi Metro)が折りたたみ自転車の持ち込みを許可している。同社は都市鉄道網が未整備な段階では、市民にメトロ利用を促す手段として有効との見解を示している。