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- 「テンサー・ロボカー」を生産・組立
- 世界初のレベル4自動運転車の市販モデル
- 環境条件が悪い状況下での走行も可能
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は、米国のシリコンバレーを拠点とする人工知能(AI)企業のテンサー(Tensor)と協業し、自動運転車「テンサー・ロボカー(Tensor Robocar)」を北部紅河デルタ地方ハイフォン市のハイフォン工場で生産・組立する。
これは、世界初のレベル4の自動運転車の市販モデルで、個人が購入して利用できる。
「テンサー・ロボカー」は、自動運転専用に開発され、100以上の各種センサーを搭載している。自動運転モードではステアリングやアクセル・ブレーキペダルを格納できる。
制御にはAI「テンサー・ファウンデーション・モデル(Tensor Foundation Model)」を採用し、シミュレーションによる即時処理と、深層学習モデル「トランスフォーマー」に基づく視覚・言語モデルを組み合わせることで、迅速な判断と複雑な状況の理解を両立する。
さらに、外部インフラに依存せず独立稼働できる設計となっており、環境条件が悪い状況下での走行も可能だ。