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- 環状4号線プロジェクトの一環
- PPP方式で実施、投資総額約3140億円
- 全長113.5km、工期30か月の予定
ハノイ市人民委員会は6日、環状4号線プロジェクトの一環として、高速道路を建設する第3サブプロジェクトを着工した。
官民パートナーシップ(PPP)方式で実施され、投資総額は約56兆2930億VND(約3140億円)となり、このうち47.5%が国の資金となる。
第3サブプロジェクトは、全長113.5kmで、103.8kmの幹線と、ノイバイ~ハロン間高速道路に接続する9.7kmの支線から成る。起点はノイバイ~ラオカイ間高速道路との交差点(ハノイ市キムアイン村)、終点はノイバイ~ハロン間高速道路との交差点(北部地方バクニン省フオンリエウ街区チーラン村)となる。第1期は4車線、幅17mで、設計速度は時速100km、工期は30か月の予定となっている。
計画では、全線に8つのインターチェンジ、3つの大規模河川橋(ホンハー橋、メーソー橋、ホアイトゥオン橋)、複数の立体交差やトンネルを整備する。
環状4号線プロジェクトは、ハノイ市と北部紅河デルタ地方フンイエン省、バクニン省を通過する7つのサブプロジェクトから成り、98%超の土地収用が完了している。並行道路の建設も進行中で、全体の52.6%が完了し、2025年中に大部分の完成、2026年1~3月期に全線の開通が見込まれている。
ハノイ市人民委員会のチャン・シー・タイン主席は、環状4号線の早期建設は首都内外の交通の混雑緩和に加え、経済発展や投資誘致、安全保障の強化にとっても重要だと強調した。特に、ハノイ市内で慢性的に渋滞している環状3号線の負担軽減につながることが期待される。