![]() (C)ベトナム航空日本支社 |
- 長距離国際線の拡大で大型機30機を追加導入
- エアバスA350-900とボーイングB787-9が候補
- 2028~2032年に順次受領予定
ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、長距離国際線の拡大を視野に、100億USD(約1兆4800億円)を投じて最大30機の大型機を導入する計画を明らかにした。
機材の候補として、フランス系エアバス(Airbus)「A350-900」および米系ボーイング(Boeing)「B787-9」が挙がっており、2028~2032年に順次受領する。
HVNはすでに入札予備案内を公表し、パートナー企業に対して10月8日までに供給数量・機種・引き渡し時期・契約金額などの情報を提出するよう求めている。リースか購入かを含め、あらゆる実行可能な選択肢を検討する方針だ。
同社は現在、計102機の航空機を運航しており、このうち、ワイドボディ機が31機(A350-900:14機、B787:17機)、ナローボディ機が65機(A320・A321)、ターボプロップ機ATR-72が6機となっている。ワイドボディ機は、国際長距離路線の主力機材であり、2035年までにワイドボディ機52機、ナローボディ機112機の機材体制構築を目指す。
なお、同社は現在、国内21都市・海外29都市に航空ネットワークを展開し、1日平均約400便を運航している。