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- 14年に始まった国内IT企業の評価事業
- ベトナムのデジタル産業全体を可視化
- 企業や行政機関が無料で閲覧可能に
ベトナムソフトウェア協会(VINASA)はハノイ市で9日、「2025年ベトナムデジタルテクノロジー企業トップ10」の表彰式と「2025年ベトナムデジタルテクノロジー企業マップ」の発表を行う。
このプログラムは、2014年に始まった国内IT企業の評価事業で、今回で11回目となる。2025年版では初めて「企業評価」と「マップ構築」を連携させ、ベトナムのデジタル産業全体を可視化する仕組みを導入した。
VINASAは、米ガートナー(Gartner)の分析モデル「マジック・クアドラント(Magic Quadrant)」を基に開発した独自システム「VINASAテックマップ(VINASA Tech Map)」を採用し、企業の実力と将来性を多面的に評価している。
今回公開されるマップは23分野にわたり、企業は「技術開発」、「経営ソリューション」、「業界特化型」、「デジタルサービス」、「スタートアップ」の5つのグループに分類される。分野は人工知能(AI)、ブロックチェーン、電子商取引(eコマース=EC)、物流、医療、農業など多岐にわたる。
全体で257社が389のポジションに配置され、このうち81社が専門家によるデータ検証を経て正式に認定された。マップは今後、企業や行政機関が無料で閲覧できるようになる。
VINASAによると、このマップは企業が市場での位置づけや競合状況を把握する手段となり、政策立案や技術導入の判断にも活用できるという。