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- 若者をメインターゲットに店舗数拡大
- 直近2年はF&B市場の競争熾烈化で苦戦
- SNSでは突然の閉店を惜しむ声
地場サンドイッチ専門店チェーン「バインミーオイ(Banh My Oi)」が20日、公式ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、「すべての旅路には終わりがある」と投稿し、閉店の意向を明らかにした。突然の閉店発表に利用者からは、驚きと惜しむ声が上がっている。
ビッグベリー社(Big Belly)が運営する同ブランドは2021年に事業をスタートし、若者を主要ターゲットとするモダン型バインミー業態として注目を集めた。ミニマルな店舗デザインで、食材・トッピングに改良を加えたワンランク上のバインミー店として展開。店舗とカート販売のハイブリッドモデルで、F&B市場の回復期に急速に店舗網を拡大した。
同チェーンは全11種のバインミーを用意し、1本当たり1万5000~4万2000VND(約89~250円)で販売していた。専用の保管棚を備え、スタッフはマスクやエプロンを着用するなど衛生面にも気を配っていた。
しかし、直近2年は国内F&B市場の競争が一段と熾烈化し、類似モデルの参入が相次ぎ、既存の伝統的なバインミーチェーンもブランド刷新を加速させた。加えて、賃料や原材料価格の高騰、チェーン運営に伴うコスト負担増が重くのしかかった。
また、消費者が手頃な価格、多様なメニュー、継続的な顧客体験のアップデートを求める傾向が強まり、新興ブランドにとっては厳しい市場環境となっている。
なお、公式SNSで閉店を発表した「バインミーオイ」だが、具体的な理由や店舗網の今後、創業チームの次の展開などについては、現時点で公表されていない。

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