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- 約5年の事業展開経てベトナム市場撤退
- 20年11月に進出、最終的に12店舗を運営
- 他国市場では成長、日本などでFC展開強化
タイのコーヒーチェーン最大手「カフェ・アマゾン(Cafe Amazon)」が、約5年の事業展開を経てベトナム市場から正式に撤退した。ホーチミン市内の店舗はすでに閉店され、公式SNSでも事業終了が案内されている。
「カフェ・アマゾン」は2020年11月にベトナムへ進出し、最終的に12店舗を運営した。コーヒーやタイ式ミルクティーのほか、ベトナム式ドリップコーヒーや季節限定メニューなどを提供し、主にホーチミン市と近郊地域に店舗を展開していた。
同ブランドはアジアでも有数の規模を誇り、世界で5000店以上を展開している。特に本国のタイではガソリンスタンド併設型モデルを強みに急成長したが、ベトナムでは同様のモデルが浸透しにくい点が課題となった。
ベトナム撤退の背景には、親会社のセントラル・プラザ・ホテル(Central Plaza Hotel=Centel=センテル)による事業再編がある。同社は10月、ベトナムで「カフェ・アマゾン」を運営するORCコーヒー・パッション・グループ(ORCG)の解散を発表し、ベトナム事業終了を正式に決定した。
小売専門メディア「インサイドリテール(Inside Retail)」は、この判断について「競争が激しいベトナム市場での優先順位の見直しによるもの」と指摘している。
一方、「カフェ・アマゾン」は、他国の市場では成長を続けている。インサイドリテール・アジア(Inside Retail Asia)によると、2025年4~6月の販売数は1億0700万杯を超え、前年同期比+約5%増となった。同ブランドは今後、ラオス、フィリピン、日本、オマーン、バーレーンでフランチャイズ(FC)展開を強化する方針だ。
・ タイのコーヒーチェーン最大手「アマゾン」、ベトナムから撤退へ (2025/10/09)
・ タイのコーヒーチェーン最大手「アマゾン」、ベトナムで店舗網拡大へ (2021/04/14)
・ タイのコーヒーチェーン最大手「カフェ・アマゾン」、ベトナム進出を発表 (2019/12/24)

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