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ゲーム関連のハブ組織であるゲームギーク(GameGeek)が発表した「ベトナムゲーム産業全景レポート2025」によると、2025年におけるベトナムのモバイルゲームのダウンロード(DL)数は49億回に達し、中国の53億回に次いで世界第2位となった。1分あたり9300回という驚異的なペースでダウンロードされており、ベトナムのモバイルゲーム産業が目覚ましい成長を遂げていることが浮き彫りとなった。
海外市場での躍進と高い競争力
国内市場からのダウンロード数は全体のわずか5.5%にとどまっており、約95%が海外市場で消費されている。ダウンロード数のシェアトップはインド(13.9%)で、ブラジル(7.3%)、インドネシア(6.8%)などの人口の多い新興国が続いた。これらの国々では、ベトナムのゲーム開発スタジオが得意とするパズルやアーケードといった軽量ゲームが好まれ、オペレーティング・システム(OS)別では、これらのゲームの特性に合致したアンドロイドが全体の84%を占めている。
2025年には、国内で活動する約210のスタジオが前年比+13%増となる2万7388本の新作ゲームをリリースした。ゲーム生産量でベトナムは世界第33位につけている。
また、モバイルアプリ調査会社である米国のセンサータワー(Sensor Tower)のデータによると、ベトナムのパブリッシャー数の成長率は+27%で世界第6位、世界シェアは2.3%でトップグループに名を連ねている。専門家のディン・トゥアン氏は、ベトナムのスタジオの強みとして、迅速な生産体制、コスト最適化、大衆市場に適したデザイン思考を挙げている。
政府の政策後押しと文化発信の可能性
文化スポーツ観光省傘下ラジオ・テレビ・電子情報局(ABEI)のレ・クアン・トゥー・ゾー局長は、ゲーム産業に対する社会的な偏見が成長の機会を奪ってきたと指摘している。世界のゲーム産業の売上高が約2000億USD(約32兆円)に上るのに対し、ベトナムは約6億5000万USD(約1030億円)にとどまっているが、2030年までに10億USD(約1590億円)の売上目標を達成することは十分に可能だと強調した。
こうした中、党政治局が採択した決議第80号/NQ-TWでは、電子ゲームを映画や音楽などと並ぶ文化産業の重点分野と位置付けている。実際に、ベトナムマルチメディア総公社(Vietnam Multimedia Corporation=VTC)が提供する人気ゲーム「オーディション(Audition)」では、アオザイやノンラーといったベトナムの伝統的な文化要素をゲーム内に取り入れ、年間約1万点のアイテムを展開するなど、ゲームを通じた文化発信の取り組みが進んでいる。

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