歌手兼俳優として活躍している人気男性タレントのグエン・ブーさんが、撮影開始を間近に控えた映画への出演を急にキャンセルしたため、映画会社との間でトラブルになっている。
この映画は「Duyen tran thoat tuc」という仏教をテーマとした作品で、ブーさんはキーパーソンとなる悪徳官僚の役にキャスティングされていた。今回の降板についてブーさん側は、映画撮影の拘束期間が長すぎて他の仕事に影響が出ることが分かったためとしている。しかし、映画会社側は2月に両者が取り交わした契約書には、4月12日から5月12日の一カ月間で撮影を行うと明記してあったとして、ブーさんの言い分は認められないとしている。
ブーさんは出演料の一部として契約時に受け取っていた500万ドン(約3万7000円)を既に返還しているが、映画会社側は代役を探すためにかかった費用などを含めた損害賠償請求を起こすことも検討している。