ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

カンヌ映画祭でベトナム系監督2人が快挙、トラン・アン・ユン監督が監督賞 ファム・ティエン・アン監督がカメラ・ドールを受賞

2023/05/29 17:15 JST配信
(C) vnexpress
(C) vnexpress 写真の拡大.

 5月16日から27日にかけてフランスのカンヌで開催された第76回カンヌ国際映画祭で、フランス越僑のトラン・アン・ユン(Tran Anh Hung=チャン・アイン・フン)氏が監督賞を受賞した。

 今回、ユン監督の最新作「The Pot-au-Feu(原題:La Passion de Dodin Bouffant、英題:The Taste of Things)」がコンペティション部門にノミネートされ、5月24日夜のプレミア上映では7分間も拍手が続き、称賛を浴びた。

 受賞のコメントでユン監督は、妻で女優のトラン・ヌー・イエン・ケー(チャン・ヌー・イエン・ケー=Tran Nu Yen Khe)に心からの感謝を伝えた。

 カンヌ国際映画祭で初めて上映された「The Pot-au-Feu」は、ユン氏が監督と脚本を手掛け、ジュリエット・ビノシュとブノワ・マジメルが出演する。1885年を舞台に料理人と美食家のロマンスを描いた作品で、美食家のキャラクターはマルセル・ルフの小説「The Passionate Epicure : La Vie et la Passion de Dodin-Bouffant, Gourmet」のドダン・ブーファンに基づいている。

 ユン監督は1962年にベトナム生まれた。12歳でフランスに渡り、現在はパリ在住。1993年公開の映画「青いパパイヤの香り」で長編デビューを果たし、同映画でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)及びセザール賞新人監督賞を受賞した。また、第66回アカデミー賞外国語映画賞(第92回から国際長編映画賞に名称変更)にもノミネートされた。

 このほかの監督作品には、「シクロ」(1995年)、「夏至」(2000年)、「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(2009年)、「ノルウェイの森」(2010年)、「エタニティ 永遠の花たちへ」(2016年)がある。

 さらに今回のカンヌ国際映画祭では、ベトナム人若手監督のファム・ティエン・アン(Pham Thien An)氏が、「Ben Trong Vo Ken Vang(Inside the Yellow Cocoon Shell)」でカメラ・ドールを受賞した。同作品は「監督週間」の中で上映された。

 2019年の第72回カンヌ国際映画祭では、アン監督の短編映画「Hay Tinh Thuc Va San Sang(Stay Awake, Be Ready)」が「監督週間」に出品され、イリー短編映画賞を受賞した。同作品はその後、釜山国際映画祭やロカルノ国際映画祭、シンガポール国際映画祭、ストックホルム国際映画祭、ミラノ国際映画祭、バンクーバー国際映画祭など、40余りの国際映画祭で上映された。

 アン監督は1989年生まれ。アン監督は2014年開催の「48 Hour Film Project(48 HFP)」で第2位に立ったことがあるほか、2018年には短編映画「Cam Lang(The Mute)」がパームスプリングス国際短編映画祭で上映され、さらにスイスのヴィンタートゥールやフィンランドのタンペレ、香港など約15の映画祭にも出品された。

【関連記事】

ベトナム映画、アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート逃す (2025/12/18)
映画「Mua Do」、第98回アカデミー賞「国際長編映画賞」ベトナム代表に (2025/10/03)
戦争映画「Dao, Pho va Piano」、アカデミー賞「国際長編映画賞」ベトナム代表に (2024/10/15)
トラン・アン・ユン監督最新作「ポトフ 美食家と料理人」、ベトナムで3月22日公開 (2024/03/09)
トラン・アン・ユン監督最新作「ポトフ 美食家と料理人」、日本で12月15日公開 (2023/11/23)
「第24回東京フィルメックス」、カメラ・ドール受賞監督作品上映 (2023/11/18)
「第36回東京国際映画祭」、トラン・アン・ユン監督最新作上映 トークショーも (2023/10/10)
トラン・アン・ユン監督最新作、アカデミー賞「国際長編映画賞」フランス代表に (2023/09/30)

[VnExpress 06:52 28/05/2023, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
日越企業、観光DXで業務提携 実用的ソリューション提供 (2:36)

 日本市場向けにシステム開発・デジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業を展開する地場NALベトナム(NAL VIET NAM、ハノイ市)は、観光旅行業に特化したテクノロジーカンパニーの株式会社ONE.course(東京都...

VNインデックス、1900を初突破 金融株主導で資金循環が加速 (13日)

 13日のVNインデックスは、+25.6ポイント(+1.36%)高の1902.93の高値圏で引け、史上初めて1900を突破した。投資家心理の改善と資金流入の回復が背景にある。  上昇は銀行株と証券株が主導し、調整後も割安と...

中部の豪雨被災地の住宅修繕「クアンチュン作戦」、約40日で完了 (13日)

 ベトナム人民軍第5軍区司令部は10日、◇南中部地方ダクラク省、◇同カインホア省、◇同ザライ省、◇同クアンガイ省、◇同ダナン市の各人民委員会および国防省の各部門と協力し、ベトナム中部で発生した記録的な豪雨...

世界のベトナム人街を訪ねて【ヤンゴン編・後編】 (11日)

(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は

ベトナム航空、小型機チャーター便特化のVASCOを子会社に格上げ (13日)

 全日空(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は9日、小型機によるチャーター便に特化したベトナムエアサービス社(Vietnam Air Serv

25年の完成車輸入台数、初の20万台超 過去最高を更新 (13日)

 税関総局によると、2025年の完成車(CBU)輸入台数は20万5630台で、輸入額は47億USD(約7400億円)だった。年間の四輪車輸入台数が20万台を超えたのは初めてで、過去最高を更新した。  過去の年間輸入台数は、◇...

25年の平均人口1億0230万人、高齢化率は14.5%に上昇 (13日)

 財政省傘下統計局(NSO)の最新報告によると、2025年のベトナムの平均人口は約1億0230万人に達したと推計されている。前年に比べ+約100万人増加し、+1%程度の増加率となった。  このうち都市部人口は3940万...

米ロボット企業、犬型ロボット「Kyro」をホーチミンで製造へ (13日)

 米ナスダック証券取引所(NASDAQ)に上場する、人工知能(AI)とロボティクスを組み合わせた自律型ロボットの開発・製造を行うAMCロボティクス(AMC Robotics)は、ベトナムを世界のハイテクサプライチェーンにおける...

ベトナムの5Gサービスエリア、人口カバー率91%超に (13日)

 科学技術省の2025年総括報告によると、ベトナムの第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスエリアは同年末時点で全国人口の91.2%をカバーした。  5Gネットワークはハノイ市とホーチミン市の2大都市や主...

24年の世界ビール消費量、ベトナムは世界8位 日本は11位 (13日)

 キリンホールディングス株式会社(東京都中野区)は、2024年における世界主要国のビール消費量に関するレポートを発表した。ベトナムは前年比+0.6%増の457万7000klで、前年から1ランクダウンの世界8位だった。 ...

ダナン:国際金融センターが開業、開所式に副首相らが出席 (13日)

 南中部地方ダナン市人民委員会はこのほど、国際金融センターの開所式を開催した。式典には、グエン・ホア・ビン第一副首相らが出席した。  同センターは総面積約300haで、同市ハイチャウ街区の第2ソフトウ...

4段階のバイク排ガス基準を設定、6月30日施行の新通達 (13日)

 農業環境省は、バイクの排出ガスに関する国家技術基準を定めた通達第92号/2025/TT-BNNMTを発出した。同通達は2026年6月30日に施行される。  同通達は、道路交通に参加するバイクの排出ガス管理を強化し、国...

地場コリビングハウス「M Village」、高級ホテルブランドを発表 (13日)

 若者向けのコリビングハウス(職住一体型のシェアハウス施設)やホテル運営を手掛けている地場スタートアップ企業Mビレッジ(M Village)はこのほど、高級ホテルブランド「サヴィー(SAVVY)」を発表した。  同ブ...

26年のベトナムGDP成長率予想+7.5%に上方修正、UOB銀 (13日)

 シンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は、2025年中に輸出と製造業が引き続き経済成長をけん引し、実質国内総生産(GDP)成長率が予想を上回ったことを受け、2026年におけるベトナムのGDP成長率予...

バイク生産が過去最高を記録、電動化進む26年は市場再編の転換期 (12日)

 財政省傘下の統計局(NSO)によると、2025年におけるベトナムのバイク生産台数は前年比+9.9%増の342万台に増加し、過去最高を更新した。特に12月単月の生産台数は34万0600台となり、月別の年内最多を記録した。 ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved