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映画「Mua Do」、第98回アカデミー賞「国際長編映画賞」ベトナム代表に

2025/10/03 06:35 JST配信
  • ノミネート候補作品のベトナム代表
  • 日本代表は李相日監督作の「国宝」
  • 興収7140億VNDでベトナム映画のトップに

2025年8月公開のベトナム映画「Mua Do(英題:Red Rain)」が、第98回アカデミー賞「国際長編映画賞」ノミネート候補作品のベトナム代表に選ばれた。

 同部門の日本代表は李相日監督作の「国宝」。

 「Mua Do」は、ベトナム映画として初めて興行収入6000億VND(約33億3000万円)を超え、公開からわずか35日間で興行収入7000億VND(約38億9000万円)を突破した。9月29日に上映が終了し、最終的な興行収入は7140億VND(約39億7000万円)に達し、ベトナム映画歴代興行収入ランキングの1位に立っている。

 革命戦争をテーマとした「Mua Do」は、ダン・タイ・フエン(Dang Thai Huyen)氏が監督を務め、フエン監督とともに脚本を手掛けるチュー・ライ(Chu Lai)氏の同名小説が原作だ。1972年、北中部地方クアンチ省のクアンチ古城を守るため、人民や兵士たちが勇敢に戦い抜いた81日間の出来事をもとにした作品となっている。

 アカデミー賞のノミネート最終候補となるショートリストの発表は12月16日、ノミネートの発表は2026年1月22日、授賞式は2026年3月15日に行われる(いずれも米国現地時間)。

 第95回アカデミー賞では、「長編ドキュメンタリー映画賞」部門のショートリスト15作品の中に、ベトナム人女性映画監督のハー・レ・ジエム(Ha Le Diem)監督が手掛けたドキュメンタリー映画「Children of the Mist(原題:Nhung Dua Tre Trong Suong)」が入った。同部門のショートリストにベトナム映画が名を連ねるのはこれが初めてだったが、惜しくも本選へのノミネートを逃した。

 「国際長編映画賞」部門の直近7回のベトナム代表作品は以下の通り。

◇第97回:「Peach Blossom, Pho and Piano(原題:Dao, Pho va Piano)」(2024年2月公開)
◇第96回:「輝かしき灰(原題:Tro Tan Ruc Ro、英題:Glorious Ashes)」(2022年12月公開)
◇第95回:「578 Magnum(原題:578: Phat Dan Cua Ke Dien)」(2022年5月公開)
◇第94回:「Dad, I’m Sorry(原題:Bo Gia)」(2021年3月公開)
◇第93回:「Mat Biec(原作邦題:つぶらな瞳)」(2019年12月公開)
◇第92回:「ハイ・フォン(原題:Hai Phuong、英題:Furie)」(2019年2月公開)
◇第91回:「サイゴン・クチュール(仕立て屋 サイゴンを生きる、原題:Co Ba Sai Gon、英題:The Tailor)」(2017年11月公開)

 過去に本選にノミネートされたベトナム映画は、トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung=チャン・アイン・フン)監督作の「青いパパイヤの香り(原題:Mui Du Du Xanh、英題:The Scent of Green Papaya)」(1993年公開)の1本のみに留まっている。

 なお、第96回では、ユン監督の「ポトフ 美食家と料理人(原題:La Passion de Dodin Bouffant、英題:The Taste of Things)」がフランス代表としてエントリーしたが、惜しくも本選へのノミネートを逃した。

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