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- 代表者1000人以上から405人が委員に選出
- 委員構成、非党員50.1%、女性21.9%など
- 在アンゴラ越僑代表の人気YouTuberも選出
10月中旬に開催されたベトナム祖国戦線の第10期(2024~2029年任期)全国大会で、代表者1000人以上の中から405人が祖国戦線中央委員会の委員に選出された。
ベトナム祖国戦線はベトナム共産党の翼賛組織。2024~2029年任期の祖国戦線中央委員会の構成は、◇非党員:50.1%、◇女性:21.9%、◇少数民族:25.4%、◇宗教関係者:17.0%、◇大卒以上:80.7%となっている。
新委員の中で特に注目を集めているのは、コンテンツクリエイターやインフルエンサーとして活動しているファム・クアン・リンさん(男性・27歳、北中部地方ゲアン省出身)だ。
リンさんは、在アンゴラ越僑コミュニティの代表者として同大会に出席した。アンゴラで数々のチャリティ活動を展開しており、海外におけるベトナムのソフトパワー構築に大きく貢献し、ベトナムのイメージを売り込んだことが評価され、祖国戦線中央委員に選出された。
リンさんは2016年に19歳の若さでアンゴラに渡り、当初は建設作業員として働いていたが、その後は製氷工場を立ち上げて起業した。2019年からは自身のユーチューブ(YouTube)チャンネル「Quang Linh Vlogs - Cuoc Song o Chau Phi(クアン・リンのビデオブログ:アフリカ生活)」を立ち上げ、アンゴラについて紹介している。現在のチャンネル登録者数は409万人に上る。
リンさんは、これまでに田舎を中心にアンゴラについて紹介しながら、地元住民の生活を改善すべく、在アンゴラの友人らと協力して学校の校舎や住宅の建設・寄贈、井戸掘り、食料の寄付など多岐にわたるチャリティ活動を積極的に展開しているほか、農場も運営し、地元の雇用創出に貢献している。
リンさんは、ベトナム国内でもインターネットショップ運営やライブコマースを行うなどして、チャリティ事業に貢献している。