日本の化粧品最大手、株式会社資生堂(東京都港区)の現地法人、資生堂ベトナム有限会社は10日、東南部ドンナイ省ビエンホア市アマタ工業団地で第2工場を着工した。10日付ベトナムプラス等が報じた。
同社は、同工場建設及び機械設備輸入に3000万ドル(約30億円)を投じる。今回の事業拡張により、既に輸出を展開しているアジア市場に加え、ヨーロッパ市場の開拓を目指す。同工場は2015年に竣工し、約350人の労働者を雇用する見通し。
同社は2008年に5000万ドル(約50億円)を投じて同省に第1工場を建設した。第1工場では現在400人以上の労働者を雇用しており、年間約2万2000個の製品を生産し、アジア11か国に輸出している。