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- アマタシティ・ハロン工業団地に建設
- 敷地面積6.3ha、第1期で1haの工場1棟建設
- センサ一貫生産、環境対応車の需要に対応
精密機器メーカーの多摩川精機株式会社(長野県飯田市)のグループ会社で、2023年10月に設立した多摩川ベトナム(TAMAGAWA VIETNAM=TVC)は17日、新工場の建設予定地である東北部地方クアンニン省のアマタシティ・ハロン工業団地で起工式を執り行った。
工場の敷地面積は6.3ha。第1期として、1haの工場1棟を建設し、2025年3月からの生産開始を予定している。
TVCでは電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)の駆動モータなどの回転角度を検出するセンサ「Singlsyn(シングルシン)」をプレスから組み立てまで一貫生産し、世界的に拡大する環境対応車の需要に応える。
また、TVCに、同じくベトナムに進出している協力会社やEMSに対するマネジメント機能を持たせることで、生産管理や品質管理を強化する。
今後、第2期・第3期で工場を3棟まで拡張し、「Singlsyn」のさらなる生産能力増強を図るほか、将来的にはFA関連製品の生産も視野に入れ、TVCの事業規模を拡大していく計画だ。
なお、TVCの資本金は1785万USD(約27億8000万円)となっている。