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- タイニン省で「ロジクロス」竣工
- ハイフォン市でも開発中、9月竣工予定
- 両物件の総事業費合計約135億円
三菱地所株式会社(東京都千代田区)は20日、東南部地方タイニン省(旧ロンアン省)で大規模物流施設「ロジクロス・ナムトゥアン(Logicross Nam Thuan)」の竣工式を実施した。
「ロジクロス・ナムトゥアン」は、敷地面積11万5390m2、延床面積約6万2900m2、貸付面積約6万1200m2となっている。
同社はまた、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で「ロジクロス・ハイフォン(Logicross Hai Phong)」を開発している。「ロジクロス・ハイフォン」は、敷地面積15万0968m2、延床面積約8万8300m2、貸付面積約8万4400m2で、9月の竣工を予定している。
両物件の総事業費の合計は約135億円で、三菱地所がベトナムで物流施設を開発するのは初めて、かつ三菱地所グループの物流施設ブランド「ロジクロス」としても初の海外展開となる。
今回竣工した「ロジクロス・ナムトゥアン」は、ホーチミン市至近の好立地にある。「ロジクロス」ブランドの知見を活かし、共用部や休憩室にバイオフィリックデザインを採用している。最小約3000m2から分割可能なフレキシビリティを備え、環境配慮ニーズに対応した設計となっている。
三菱地所は2010年に初めてベトナムで事業に参画した。2019年に現地法人をホーチミン市で立ち上げ、2020年にはハノイ市に支店を開設し、オフィスや分譲マンション開発など複数の事業を推進してきた。これまでの投資総額は1000億円に上る。
同社は今後も、日本とベトナムおよび海外各国での経験を活かし、新規の物流施設開発や住宅・オフィスビル開発を中心に投資を行っていく計画だ。