![]() イメージ画像 |
- 灌漑設備や耕運機、種子保管設備など譲渡
- 高品質なニンニクの栽培への貢献に期待
- 香川県産と同等品質のニンニク栽培に成功
国際協力機構(JICA)は、ファーマーズ協同組合(香川県善通寺市)が提案した「ベトナム国ゲアン省さぬきニンニクのバリューチェーン構築に係る普及・実証・ビジネス化事業(中小企業支援型)」を2023年から2026年にかけて実施している。
このほど、事業の一環として、ニンニク栽培に使用される灌漑設備や耕運機、種子保管設備などの農業機材をベトナム側に譲渡した。これらの機材の導入により、十分な水源の確保や適切な耕起、適正な種子保管環境の確保などにつながり、高品質なニンニクの栽培に貢献することが期待される。
17日に北中部地方ゲアン省ナーゴイ村で行われた譲渡式には、ゲアン省農業環境局をはじめとするプロジェクト実施ユニットの関係者に加え、ニンニク栽培に関心を持つ現地農家約30人が出席した。
ナーゴイ村は、少数民族のモン族が多く居住する地域で、従来の焼き畑農業による不安定な収入構造や、若者の出稼ぎによる労働力流出が課題となっている。
ファーマーズは、香川県で培ってきた高品質なニンニク栽培のノウハウをもとに、ゲアン省の気候や土壌に適合させることで、香川県産と同等の品質を持つニンニクの栽培に成功した。
現在、同事業では、雇用の創出や生計向上、地域産業の振興に資するべく、さぬきニンニクの市場優位性を実証し、地域に適した普及方法を策定中だ。
なお、同事業には、日本から帰国したゲアン省出身の元技能実習生が現地栽培指導員として参画している。

から



)
)


)
)
)
)
)

)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)













