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ベトナムが領有権を主張する南シナ海の海域に中国軍が爆撃機を配備し軍事演習を実施したことについて、外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は20日午後に開かれた同省の定例記者会見で、「ベトナムの領有権を侵害し、南シナ海問題を複雑化させる行為」として抗議した。
中国はこれに先立ち、南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)のフーラム島(英名:ウッディー島、中国名:永興島)に爆撃機「H-6J」を配備し、軍事演習を実施した。
「H-6J」は、超音速対艦巡航ミサイル「YJ-12」を搭載し、レーダーベースで軍艦を高精度で攻撃できる。
ハン報道官は、ホアンサ諸島とチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)の領有権は法的根拠および歴史的根拠から見てもベトナムにあり、議論の余地がないことを改めて主張した上で、軍事演習はベトナムの領有権を著しく侵害したとして強く抗議した。