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- 賛成多数でラム氏の新国家主席就任が決定
- 就任式で宣誓、忠誠と任務完遂を誓う
- トゥオン氏から任務引き継ぎ国を指導
第15期(2021~2026年)第7回国会で22日午前、18日にベトナム共産党中央執行委員会によって第15期の新国家主席候補として推薦されたトー・ラム公安相が、新国家主席に正式に選出された。
候補者が1人だったため、信任投票が行われた。投票の結果、賛成多数でラム氏の新国家主席就任が決定した。
ラム新国家主席は就任式で宣誓を行い、祖国と国民、憲法に忠誠を尽くし、党や国家、国民から与えられた任務を完遂することを誓った。
ラム新国家主席は、不祥事に関与して更迭されたボー・バン・トゥオン前国家主席のポストを引き継ぎ、国家元首として国を指導していく。
ラム氏は1957年生まれの67歳で、出身地は北部紅河デルタ地方フンイエン省。法学博士号を有する。ベトナム人民公安大将、第12・13期共産党大会政治局員。経歴としては、公安省安全保障総局第1政治保護局職員・副局長・局長、安全保障副総局長、第1安全保障総局長、公安次官を経て公安相に就任した。
公安相のポストについて、当初計画では、権限を有する機関がラム公安相の後任者を推薦していないことから、今国会ではラム氏の公安相の職は解任されない予定だった。しかし、国会は、法律を厳守するため、ファム・ミン・チン首相の要請に応じて、21日午後にラム氏の公安相の職を解任する作業を追加する形でスケジュールを調整した。