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- 経済・貿易・投資分野での協力強化で一致
- 外交代表機関の早期設置や協定交渉推進へ
- エチオピア航空に直行便の開設を許可
ファム・ミン・チン首相は政府官房で15日、「グリーン成長とグローバル目標のためのパートナーシップサミット(P4G)」への出席に合わせてベトナムを公式訪問中のエチオピアのアビィ・アハメド・アリ首相と会談を行った。
両首相は会談で、対話と相互理解の促進、経済・貿易・投資分野での協力強化で一致した。チン首相はエチオピアを含むアフリカ諸国との友好関係を重視していることを強調した。一方、アビィ首相はベトナムをアジアにおける優先パートナー国としていると述べた。
双方は、各レベルでの訪問・交流の維持、外交代表機関の早期設置、自由貿易協定(FTA)、投資保護、二重課税回避、サイバーセキュリティ協力などの重要協定の交渉を推進することで一致した。また、潜在力のある投資プロジェクトの紹介と、多国間フォーラムでの緊密な連携を約束した。
アビィ首相は、ベトナムの主催によるP4Gサミットの成功を祈念するとともに、2027年にエチオピアが同サミットを主催することへの支援を要請した。チン首相は、エチオピアと東南アジア諸国連合(ASEAN)との橋渡し役を果たす用意があるとし、エチオピアに対し、アフリカ連合(AU)および東部アフリカ諸国との関係強化への支持を呼びかけた。
海上安全保障について双方は、南シナ海および紅海が国際海上交通において重要であるとの共通認識を示し、国際法の順守、平和的手段による紛争解決の重要性を強調した。
会談の末に両首相の立ち会いのもと、両国間の協力文書の署名式が行われた。ベトナム側は、エチオピア航空(Ethiopian Airlines)に対し、両国の首都を結ぶ直行便の開設を許可する承認書簡を手渡した。
アビィ首相は同日、トー・ラム書記長とも会見した。