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- ベトナムのラム書記長が韓国を公式訪問
- 韓国の新政権発足後で初の外国首脳訪問
- 会談後に10件の協力文書を締結
国賓として韓国を公式訪問中のトー・ラム書記長は11日、同国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と会談を行った。ベトナムと韓国は1992年に外交関係を樹立し、30年後の2022年に包括的・戦略的パートナーシップを締結した。
ラム書記長の訪問は、韓国にとって新政権発足後で初の外国首脳による国賓訪問となった。会談前には歓迎式典が盛大に執り行われ、21発の祝砲が響き渡った。
ラム書記長は、30年余りの発展を経て、両国関係は特別かつ良好な関係に成長したと強調。包括的・戦略的パートナーシップへの関係格上げ以来、政治的信頼が着実に強化され、あらゆる分野で実質的かつ効果的な協力が進展し、人的交流も活発化しているとの見解を示した。
一方の李大統領は、ベトナム指導部の訪韓が両国関係の深化に寄与したと評価し、今後も国民に実益をもたらす協力の拡大を望むと述べた。
また両首脳は、今後の両国関係促進に向けた主要方針について確認した。双方は両国の党・国家・政府・国会が協力を拡大し、外交、国防・安全保障分野の実質協力を強化して、非伝統的安全保障、国際犯罪、ハイテク犯罪、麻薬対策で連携することで一致した。
このほか、投資拡大と技術協力を促進し、インフラ整備、ハイテク電子機器、半導体、人工知能(AI)、再生可能エネルギー、スマートシティ、産業バリューチェーン構築などを優先していき、貿易自由化や市場開放を進め、2030年までに両国間貿易額1500億USD(約22兆円)達成を目指す。
科学技術を新たな協力の柱に据え、科学技術、イノベーション、デジタル化、高度人材育成を推進し、戦略産業や革新的分野(ハイテク電子機器、AI、再生可能エネルギーなど)で協力を促進する。なお、会談後には両首脳立会いのもと、10件の協力文書が締結された。