![]() (C)Dan Tri ![]() |
- スピード出世を続けるカマウ省出身の49歳
- クアン氏の後任で中央政策戦略委員長に就任
- キエンザン省人民委主席や建設相を歴任
ベトナム共産党政治局の決定により、ホーチミン市共産党委員会のグエン・タイン・ギ筆頭副書記が中央政策戦略委員長に任命された。同決定は25日に発表された。同氏はグエン・タン・ズン元首相(2006~2016年任期)の息子として広く知られている。
ギ氏は1976年生まれの49歳。出身地は南部メコンデルタ地方カマウ省で、土木工学博士号(米国ジョージ・ワシントン大学)の学位を有する。
経歴について、ビテクスコ・グループ(Bitexco Group)顧客関係プロジェクト管理部長、ホーチミン市建築大学講師、同副学長、建設次官、南部メコンデルタ地方旧キエンザン省共産党委員会副書記、同省人民委員会主席、同省共産党委員会書記、建設次官(再任)、建設相を歴任し、2025年1月にホーチミン市共産党委員会筆頭副書記に就任した。
同氏は32歳の若さでホーチミン市建築大学の副学長に就任し、その後は35歳で党中央執行委員会の予備委員に抜擢され、39歳で旧キエンザン省共産党委員会書記、45歳で建設相に就任するなど異例のスピード出世を続けている。
なお、同日発表された決定で、前中央政策戦略委員長のチャン・ルウ・クアン氏がホーチミン市共産党委員会の新書記(2020~2025年任期)に任命された。