ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナムと英国、包括的・戦略的パートナーシップに関係格上げ

2025/10/31 06:50 JST配信
(C) vtcnews
(C) vtcnews 写真の拡大.
  • ラム書記長とキア・スターマー首相が会談
  • UKVFTAとCPTPPの枠組みの中で協力強化
  • 共同声明で協力の6つの柱を定める

英国現地時間29日午後(ベトナム現地時間30日未明)、同国を公式訪問中のトー・ラム書記長と英国のキア・スターマー首相は会談を行い、両国関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げする共同声明に署名した。

 これにより、英国はベトナムとの間で最高レベルの外交関係を構築した世界で14番目の国となり、国連安全保障理事会常任理事国5か国のうち最後の国となった。

 双方は会談で、両国間協力の積極的な発展を評価し、地域・国際問題における複数の共通の関心事を確認した。

 双方は、両国には多くの協力の可能性があるとし、特にグリーンかつ持続可能な方向への経済・エネルギー転換、デジタル産業の発展、高品質人材の育成といった分野での連携を強化していく方針を示した。

 スターマー首相は、特にベトナム英国自由貿易協定(UKVFTA)と環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)の枠組みの中で協力を強化したいと述べた。

 また、英国は、2050年までにネットゼロを目指すベトナムの公約の実現を全面的に支援する用意があるとし、英国企業に対してベトナムへの投資と協力を拡大するよう奨励することを約束した。

 双方は、両国間の貿易額を倍増させることでも一致した。

 会談の末、包括的協力を掲げた共同声明が採択された。共同声明では、協力の6つの柱を以下の通り定めている。

◇政治・外交・国防・安全保障分野
◇経済・貿易・投資・金融分野
◇科学技術・イノベーション・デジタル変革・医療分野
◇環境・エネルギー・グリーン変革分野
◇教育・文化・スポーツ・観光・人的交流の分野
◇地域的・国際的課題

 2025年10月30日現在、ベトナムと包括的・戦略的パートナーシップを結んでいる国は、◇中国(2008年)、◇ロシア(2012年)、◇インド(2016年)、◇韓国(2022年)、◇米国(2023年9月)、◇日本(2023年11月)、◇オーストラリア(2024年3月)、◇フランス(2024年10月)、◇マレーシア(2024年11月)、◇ニュージーランド(2025年2月)、◇インドネシア(2025年3月11日)、◇シンガポール(2025年3月12日)、◇タイ(2025年5月) 、◇英国(2025年10月)の14か国となっている。

[Tuoi Tre 06:12 30/10/2025 / Dan Tri 06:42 30/10/2025, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ホーチミン:郊外のブドウ園カフェがSNSで話題に (10:40)

 ホーチミン市トイアン街区(旧12区)にオープンしたブドウ園カフェがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で人気を集めている。都会の喧騒を離れ、頭上を生い茂るブドウの房を眺めながら、冷たいコーヒ...

ハノイ:「オペラハウスの115年」特別プログラムを開催 (9:28)

 ハノイ市の市民劇場(オペラハウス)はこのほど、劇場落成115周年を記念した特別プログラム「光とテクノロジーで語るオペラハウスの115年(115 nam Nha hat ke chuyen - di san cat loi bang anh sang va cong ngh...

26年のGDP成長率目標+10%以上、国会決議 (14日)

 国会は13日、2026年の経済社会発展計画に関する決議を採択した。決議では、15の主要目標と、11の重要任務および対策を規定している。  主な経済指標の目標は、◇国内総生産(GDP)成長率:+10%以上、◇国民1人...

ホーチミンの市場とともに生きる:ニティエンドゥオン市場 (9日)

 ホーチミン市の伝統的な市場は、少しずつ過去のものになりつつある。市場では、年を取った商人たちが屋台のそばに座り、にぎやかで慌ただしい現代の中で、記憶の炎を静かに守り続けている。  タンディン市...

ホーチミン:野菜価格が高騰、長引く雨で供給途絶 (14日)

 ホーチミン市では現在、長引く雨の影響により野菜の供給量が大幅に減少し、価格が急上昇している。この値上がりは家計を直撃し、飲食業や小売業者も苦境に立たされている。  市内のホックモン卸売市場とト...

ビンバス、国内初の電動スクールバスサービスを開始 (14日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製EV・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM

米モトローラ、ベトナム市場に再参入 スマホ5機種投入 (14日)

 米モトローラ(Motorola)が、ベトナムのスマートフォン市場に復帰した。同社は5機種の新型スマートフォンを投入し、本格的に再参入を図る。  投入されたのは、「Motorola Razr 60」、「Motorola Edge 60 Fus...

国産ブロックチェーンプラットフォーム「オナスチェーン」登場 (14日)

 オナスチェーン・ブロックチェーン・テクノロジー(OnusChain)は11日、南中部地方ダナン市で国産ブロックチェーンプラットフォーム「オナスチェーン」を発表した。  同プラットフォームは、教育機関、企業、...

地場ミンタックグループ、韓国電力技術と提携 洋上風力発電事業で (14日)

 韓国電力公社(KEPCO)の子会社で、発電所の設計や建設などを手掛ける韓国電力技術(KEPCO Engineering & Construction Company)は10日、再生可能エネルギー事業の開発や投資を行うベトナムのミンタックグループ(M...

チュングエン・レジェンド、ホーチミン中心部に新店舗をオープン (14日)

 地場大手コーヒーメーカーのチュングエングループ(Trung Nguyen Group)傘下のチュングエン・レジェンド(Trung Nguyen Legend)は11日、ホーチミン市サイゴン街区パスツール(Pasteur)通り164番地に新店舗「チュン...

プルマンホテルでの違法賭博事件、官僚ら被告141人に有罪判決 (14日)

 ハノイ市人民裁判所は12日、2024年6月にハノイ市のホテル「プルマン・ハノイ(Pullman Hanoi)」内のクラブ「キングクラブ(King Club)」で摘発された賭博事件の被告141人に有罪判決を下した。  キングクラブ...

クオン国家主席、初訪越のヨルダン国王と会談 (14日)

 ルオン・クオン国家主席は12日、ベトナムを公式訪問したヨルダンのアブドッラー2世国王陛下と会談した。国王のベトナム公式訪問は、両国が外交関係樹立45周年(1980年~2025年)を迎える中で行われたもの。  ...

ロシア製抗がん剤、保健省がベトナムでの流通許可 (14日)

 保健省医薬品管理局はこのほど、ロシア製抗がん剤「ペンブロリア(Pembroria)」に対して、ベトナムでの流通登録証明書を発行した。  主成分はペンブロリズマブ(Pembrolizumab)で、肺がんや黒色腫、大腸がん...

ラオカイ省人民委主席がニンビン省人民委主席に転任 (14日)

 西北部地方ラオカイ省人民委員会主席を務めていたチャン・フイ・トゥアン氏は12日午前、書記局の決定により、北部紅河デルタ地方ニンビン省共産党委員会副書記(2025~2030年任期)に就任した。  また、同日...

FPTとヤマト運輸、ベトナム人大型トラックドライバー育成で協業 (14日)

 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)とヤマトホールディングス株式会社(東京都中央区)傘下のヤ

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved