![]() (C) patrick janicek / Wikimedia Commons / CC BY 2.0 |
フランスを公式訪問中のトー・ラム書記長 兼 国家主席は現地時間10日午後、首都パリにあるエリゼ宮殿でエマニュエル・マクロン大統領と会談を行った。
両首脳は、包括的・戦略的パートナーシップの深化に向け、科学技術を両国関係の新たな柱とすることで合意した。
また、今回の訪問に合わせて、両国は航空、医療、重要鉱物、インフラなどの幅広い分野で計10件の協力文書を締結・交換した。
さらに、マクロン大統領はラム書記長に対し、フランスの最高位勲章「レジオンドヌール勲章」の最高位等級「グランクロワ」を授与した。レジオンドヌール勲章は、1802年にナポレオン・ボナパルトにより制定されたフランスの栄典で、フランス国民だけでなく、外国の政治家や外交官、実業家、芸術家のほか、フランスの利益に貢献した人物にも授与される。
科学技術を新たな柱に
両首脳は会談で、航空宇宙や量子技術、重要鉱物、クリーンエネルギーなどの戦略分野における協力を促進し、フランスの技術、ベトナムの生産能力、地域・グローバル供給網を組み合わせた連携モデルの構築を目指すことで一致した。
ラム書記長は、2020年発効のベトナムEU自由貿易協定(EVFTA)の効果的な実施を継続することや、フランスによるベトナムEU投資保護協定(EVIPA)の早期批准、ならびにベトナム産水産物に対する欧州委員会(EC)の違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)イエローカードの解除に向けた働きかけを要請した。
多分野で10件の文書を締結・交換
国防・安全保障分野では、国連平和維持活動(PKO)や組織犯罪・国境を越えた犯罪対策における協力強化に合意した。
文化・歴史分野では、ラム書記長がフランス側によるドンソン銅鼓の返還に謝意を表した。また、ハノイ市のロンビエン橋やフランス式の歴史的建造物の保存・修復への継続的な支援を要請した。フランス側は、ベトナム共産党博物館の建設支援や故ホー・チ・ミン主席に関する資料提供に協力する意向を示した。
同日、両首脳の立ち会いのもと、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)による仏エアバス(Airbus)機の購入覚書、ベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)によるエアバス機の発注に関する意向表明書、ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の整備契約、西北部地方ディエンビエン省の水資源管理に関するフランス開発庁(AFD)の融資協定など計10件の文書が締結・交換された。
フランスはベトナムにとってEU域内で第4位の貿易相手国であり、2025年の両国間の貿易額は前年比+16.4%増の63億USD(約9700億円)に達した。フランスによる対越投資は746件・認可額約40億USD(約6200億円)で投資国中16位、ベトナムによる対仏投資は20件・認可額約3878万USD(約60億円)となっている。
・ チン首相、仏・独・エジプトの首脳らと会見 関係強化で合意 (2025/11/25)
・ クオン国家主席、訪越のフランス大統領と会談 協力文書14件締結 (2025/05/28)
・ フランス海軍の艦船、ホーチミンに寄港 防衛協力に期待 (2025/03/10)
・ ベトナム、フランスと包括的戦略的関係を構築 国防協力を主要な柱 (2024/10/09)
・ ラム書記長、フランス語圏サミットで多国間主義の必要性主張 (2024/10/08)
・ ディエンビエンフー戦勝70周年記念式典開催、仏国防相も初参列 (2024/05/07)

から



)
)

)
)
)

)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)











